「あべちゃん、太ってる人って優しいんやで」
小学生の時デブ(当時のガキ大将)にいじめられた経験があって
それ以来太っている人が嫌いという変な固定概念が出来てしまった。
中学校1年生の春、他県に転校して同じクラスで隣の席になったK君は
ぶっちゃけデブだった
K君の事をどうしても好きになれない
ただ太っているだけで
僕は最低な人間でした。
新しい学校に馴れない様を見てか、K君は僕の思いとは裏腹に、執拗に寄ってくる。
放課後ゲーセン行こうやー
昼休みサッカーしようやー
UZEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
状態になった僕は、中学1年生の思考をフルに掻き出してつい
「俺は小学生の頃にデブにいじめられとって、それ以来デブは嫌いやねん!」
と言ってしまった。
それ以来K君と何の関わりも無く、学年が上がっても、卒業しても、一度も会話をする事はなかった。
今日、中学の同級生から電話があった
「K君が交通事故で植物人間になったらしいよ」
ドラマみたいな話だけど、子供が赤信号で飛び出してそれをかばってK君自身が轢かれたらしい。
そういえば、卒業式の日にばったり目が合って一回だけ会話したなあ
「おいあべちゃん、俺太っててごめんなwでもな、太ってる人って優しいんやで」
「はははwどこの迷信だよww」
ごめんの一言が何故言えなかったんだろう
僕からすると些細な事だけど、K君からしたら一生消えない心残りなのかもしれない
もう話せないんなら、せめて一回目の前で謝りたい。謝ってすむ事では無いけれど。
行く予定は全く無かったけど、明後日実家の滋賀に行きたいと思います
どこの病院だろう。
そんな夢を見ました。
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